絵日記 日日平安 『平場の月』 『あひる』
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『平場の月』 『あひる』

 GWが明けた。

 みんな長い休みだというが、僕は例年、年末年始、GW、夏季休暇と3回9連休(以上)を取っていて、長期休暇にはメチャクチャ慣れている(笑)。それ以外に4連休は3回くらいは取る。

 というか、10連休くらいで大騒ぎしているのだから日本人の精神的貧困さは救いようがない。もちろん自営業やフリー、派遣の人たちの「実働期間の短さ」(=収入低下)とかを考えるとこんな悠長なことを書くのはよくないことではあるが、あえて書いておく。

『平場の月』朝倉かすみ
『あひる』今村夏子

 GW中、というよりGW前後に読んだ本。読書さんのオススメ(→http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-2060.html)があったのですぐに買って読了。

 『平場の月』はまさに傑作で、「50代」になった「同級生」との再会と恋愛、その死に至る病気と一見「乾いた感じ」の二人の男女の関係というのがまさに描写の妙。そこに「埼玉」が入っているところが埼玉在住の読書さんにはプラスに良かったみたいだが、そこだけはあまりピンとこなかった(笑)。

 テーマは微妙にずれるが、山崎ナオコーラ『美しい距離』(→http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-1985.html)も似たイメージでオススメ。

 『あひる』はこれまた凄かった。この小説についてはテーマや内容について何か書くよりもまさにすぐに「読んでほしい」作品で、切れすぎる刃のようなグサリとくる短編。ひとことで言えば「代替可能性(自由性)」つまりは「それ(その人)でなければならないことなんてこの世にはない」という、究極まで孤独になってしまう「気持ちの悪い」小説で、そういう意味では(岡本太郎風にいえば)「イヤーな感じがするもの、それが本物の芸術だ」ということなのだと思う。(管理人)

20190507
福井県大野市の「桃ノ木並木」。いま植樹が進んでいて流行らせたいそうだ。GW唯一行った(実家以外の)外出先。
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[ 2019/05/07 13:34 ] | TB(0) | CM(2)
『美しい距離』読みました!タイトル通り、美しい小説ですね。

私の父がほぼ同じ経過で亡くなっており、リアリティをもって読みました。

結婚15年たっている夫婦はここまで仲良くないんじゃないか、という
そこだけに違和感がありましたが・・(笑)
[ 2019/05/13 08:46 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
早速、読んでいただきありがとうございます。
良い小説ですよね。
若くして(50~60歳でも)死ぬとはどういうことか、ということばかり考えてしまいます。

「死」にかかわる小説は年々リアルになります。
朝の新聞の週刊誌広告も、我々を狙い打ったような記事ばかり(笑)。
類型化されてなくても類型化されてしまっています。
毎日「うーん」と唸りながら過ごしている感じですかね。。



> 『美しい距離』読みました!タイトル通り、美しい小説ですね。
>
> 私の父がほぼ同じ経過で亡くなっており、リアリティをもって読みました。
>
> 結婚15年たっている夫婦はここまで仲良くないんじゃないか、という
> そこだけに違和感がありましたが・・(笑)
[ 2019/05/13 09:17 ] [ 編集 ]
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