絵日記 日日平安 「クリスマスの約束」のないクリスマス
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「クリスマスの約束」のないクリスマス

 小田和正の「クリスマスの約束」が今年は延期(来春らしい)になったので、今年は18年ぶりに番組がないクリスマスとなる。以前にも書いたが、あまりにエネルギーと手間とポテンシャルとお金がかかり、「小田和正自身の胆力」、そして「人のつながり」が最重要になる番組なので、17年間続けていたこと自体が奇跡のようだ。

 そこで先日、「2017」つまり昨年の分の再放送をしていたのだが、それを含めて昨日はHDDに残っている「2013」「2014」をみた。今晩は「2015」「2016」をみる予定。

 で、その「2014」がいわゆる「総集編」で非常に(たぶん)悪評だった。というか、10月ギリギリまでコンサートツアーをやった年に1か月でこの番組をつくること自体あり得ないことで、毎回ものすごくギリギリなところでやっていたと思うのだが、さすが「2014」はほぼ間に合わず、それでも多数のアーティスト+ゲスト細野晴臣というかたちで普通の番組数本分くらいの手間はかかっているのだが、放送のほとんどは「総集編」。放送当時は愕然としてそれ以来みてなかった。

 だが今回じっくりみてみると、2001年のはじまりから2013年の13年間の流れがよくわかり非常に新鮮で、特に2009年のあの20組計33人のアーティストの楽曲をつなげて全員で歌った「メドレー」が「小田和正が最初に思い描いていた到達点」であることがよく理解できる。

 第1回、ゲストのアーティストが一人も来ないことでまず「アーティスト同士の壁」にぶち当たり、さらにその姿をそのまま放送することで「テレビ番組の常識」を打ち破る。その「壁」をこじ開けたのが2年後になり、それから徐々に積み上げた「アーティスト同士が尊敬しあう状況」を本当の形にしようとしたのが9年目の「メドレー」。だがここでまた「壁」にぶち当たる。

 というのは、チャリティなどの目的もなくただ20組ものミュージシャンが一緒に歌うというだけのことに意味があるのか、という考えで、最初の段階では小田和正以外のアーティストもスタッフも(たぶんほぼ全員)同じ考えで反対する。
 その「壁」は、リハーサル等制作がどんどん進んでいる段階でも立ちはだかり、「成功」するか「失敗」するか誰もわからない状況になってしまっていた。そんな最中、小田和正がいうのが、

「言葉にするものじゃないところのもので、何かを超えていこうとしている企画」
「リスクがないところで新しいことはできない」


という言葉だ。そして「メドレー」の成功後にこんな言葉もある。「自分には(最初から)みえていた風景」だ、と。

 ほかのすべての人が「みえていない」風景を最初から思い描いて、まさに誰も、小田自身さえも「言葉」に表現できない部分をこじ開けて、「新しい風景」を現前させる。

 2001年、いや、小田が「日本でグラミー賞をつくろう」と思い立った、たしか1990年くらいから20年、「その風景」はまさに実現し、さらにその先の「風景」はいまもまだ続いている。(管理人)
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[ 2018/12/25 10:46 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)
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