絵日記 日日平安 哀しみのテス
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哀しみのテス


 先週BSで放送していたナスターシャ・キンスキー主演映画「テス」を久しぶりにみた。

 時は1980年、中学2年の秋、たぶんソニーのテレビ受像機のコマーシャルだったと思う。(写真はネットからの寄せ集め)

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 こんな映像が流れた。もう、死ぬほど(笑)流れた(ような気がする)。

 この映像は映画「テス」の最初のほうのシーンなのだが、まずはその美しさが衝撃的だった。少女が苺を人(男)に食べさせてもらっているというシチュエーションがまた意味深。バックに流れる音楽「哀しみのテス」(ピエール・ポルト)がまたドラマティックで、なんともいえない「名作」CMだった。

 だが、この映像がじつは3時間近くある当時封切りの「文芸大作」の一部で、当時、その映画を封切りでみた人はどれくらいいるか、というくらいの「晩秋」の公開、たしか僕が観にいった福井の映画館はガラガラだったことをみてからもヒットには程遠い映画だったのに、あれだけテレビでワンシーンが流れまくってナスターシャ・キンスキーだけが有名になる、というあの感じが不思議だった。いまでいうと広告代理店の仕掛けだったのだろうが、それにしても斬新だった。

 おまけに、バックの音楽がじつは映画の主題歌でもサントラでもない、ただの「イメージソング」だというのもショックだった。当時僕はサントラを結構集めていて、当然「哀しみのテス」も収録されているのかと思いサントラを購入すると、そこにはスコットランド(?)音楽のようなメロディ(フィリップ・サルド作)が延々と流れるだけ。まあ、普通に聴けばいい音楽なのだが、「哀しみのテス」を期待していたのだから当時はかなり失望した。というか、サントラに入ってないって、どういうこと!という戸惑いと怒りだったような記憶がある。でも、その後、自分が制作した8ミリ映画のエンディングに「哀しみのテス」を使ったのだから、どこかでその音源は入手したのだろう。
 ただ、CMでガンガン流れる「主題歌」のような曲が正式な映画の曲ではない、というのがすごく不思議だった。

 ともかく、そんな「不思議さ」、「意外性」も含めて、「中2」の自分にはすべてが衝撃だったのがこの映画というわけである。この映画のせいで「薄幸の美少女」しか好きになれなくなったような気もするし、彼女を不幸にする二人の男をいつも参考に(笑)、時には反面教師、時には自己反省の材料にしていたような気もする

 名作。その後のロマン・ポランスキーのエロさ、スキャンダル、ダメダメさも含めて、こんな真面目なダメダメ映画をつくった監督を尊敬。(管理人)

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当時の半券。昔つくっていたホームページのデータが残っていたので再掲。その年の夏に「スターウォーズ/帝国の逆襲」の封切をみているようで、38年前の映画のチケットだ。
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[ 2018/10/08 14:04 ] 映画 | TB(0) | CM(5)
哀しみのテス
 このCM、凄かったですね。
 当時、NHKとかでは映画音楽の番組も多くて、「映画音楽ベスト100」とかでは、「テスのテーマ」ならぬこの「哀しみのテス」がベスト8くらいでした。best1は「エデンの東」という定番で、「太陽がいっぱい」、「第三の男」、「大脱走のテーマ」と続いている中でこの順位、すごかったです。あの当時、こういう番組聴いていたから、今でも「小さな恋のメロディ」のメロディーフェアをうたえます。

[ 2018/10/10 20:23 ] [ 編集 ]
ですよねぇ! 凄かった。
サントラにないのに、あのメジャー感っていうか、堂々とした感じがまた凄い(笑)。

「エデンの東」1位、定番でしたね。隔世の感っていうか、このころの映画自体のベストテン(キネ旬ベストテンの1位が「ゲームの規則」か「2001年宇宙の旅」とか)の感覚は、もう誰にもわからないでしょうね。
[ 2018/10/11 11:35 ] [ 編集 ]
あと、管理人さんの当時の部屋ですかね。全方位的に映画のポスターが貼ってあって。
壮観でしたね。管理人さんのベットに寝転んで、「がんばれ元気」読んでいると、天井に「ガープの世界」、
左側に「E・T」、本棚に「ソフィーの世界(?)」が見えるんですね。
 あれから30年以上たっちゃいました。
[ 2018/10/11 19:51 ] [ 編集 ]
すごい(ひどい?)部屋でしたね(笑)。

本棚は「ガープの世界」上下本ですね。高校生にはハードカバーが高かった。

「ソフィー」はソフィー・マルソーのポスターです(笑)。ナスターシャ・キンスキーとソフィー・マルソーが鉄板でした。



[ 2018/10/11 21:37 ] [ 編集 ]
ついでに
松田聖子とか、小泉今日子とか、日本のアイドル嫌いだったなぁ。ニセモノ感満々で。

乃木オタのいまでは考えられません(笑)。
[ 2018/10/11 21:40 ] [ 編集 ]
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