絵日記 日日平安 「しきらん」
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「しきらん」

 夏休みの疲れ(笑)、その後の連日の遊びが祟ってダウン。今週も3連休となった。

 風邪で臥せっていると、本は読めない、しっかりした映画とかはみれないような脳の状態になっているので、結局テレビを漫然とみるしかない。でもテレビはリアルタイムではまったくみないので乃木坂46のDVDとかのバラエティを何枚も見直す。
 僕はテレビは嫌いではない。人が入院していたりするのを見舞うと、結局テレビしかないことに改めて気づく。中身はなくていい、軽いものがいい、楽なものがいい、それが病人の脳の状態なのであり、それにハマるのはテレビしかない。だからこそ、病人が愉しくみることができるバラエティをちゃんとつくってほしい。

 なんだかんだいって、テレビは依然いろんな意味で力を持っているのであり、昔より儲かってないからといって問題ではない。(いろんな意味の)病人、弱っている人たちのために真面目につくってほしい。

 話は変わるが、前回博多に行ったのは2年くらいかけて書いた1000枚になる小説を仕上げるためにホテルに缶詰めになりに行ったのであり、それ以来、7年間小説を書いてないことになる。完全な堕落である。

 というか、そのときは2011年9月で、日本全体がどんよりしている時期。たぶん小説を完成させることより、地元以外の地方で一人で引きこもって、何かを考えたかったんだと思う。

 今回は幸か不幸かそんな時間はまったくなかったが(笑)、行き帰りで読んだ本を紹介しておく。

『ナイルパーチの女子会』柚木麻子
 キャリアウーマンが「人気ブロガーの主婦」のストーカーになる、という話だが、空恐ろしい小説だ。「女性が同性の友だちを持てない」というのは彼女らにとっては大変なこと、でもよく考えれば「女性同士で友だちなんてできるはずがない」普通のことであり、その「普通」と「大変」のあいだをさまよう二人、加害者も被害者も同じメンタリティでストーカーになりうる。

 女性が「あるべき姿」という幻想を捨て去ればなんでもないことだろうが、そこで思考停止してしまっている女性はいくらでもストップしてしまうであろう、そういう小説。

『還れぬ家』佐伯一麦
 ある日父親がアルツハイマー診断を受ける。実家から遠ざかっていた作家の主人公は母親と妻と、父のために奮闘する……という日常の大変さを綿密に描いた著者ならではのリアル小説で、この世代の人間は戦慄させられるものだ。途中、震災が絡まり(舞台は仙台)、小説の構造はいったん崩れるが、別にそれでもいい、そういう小説。うーん、必読かなぁ。(管理人)

20180930
「しきらん」=できない
用例「おれ、料理しきらん」(おれ、料理できない)
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[ 2018/10/01 20:26 ] | TB(0) | CM(0)
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