落合監督時代、にわかドラゴンズファンになり、数年間だけプロ野球を熱心にみていた時代があった。なんといっても浅尾が投げていたからだ。
全盛ドラゴンズ、浅尾時代のブログが2011年10月(→
http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-902.html)にあるが、それが7年前で引退が33歳だというから、27歳の頃。
年間79試合登板で、まあ、その「多投」(による後遺症)が後に落合ドラゴンズへの批判の的となった。
浅尾のかっこよさは、投球はもちろんだが、その守備と、各塁へのスローイングにあった。絶対間に合わないようなボテボテのゴロをとって二塁、三塁を確実に差す。その「速球」は投球時よりも速いような、そしてまさに針の穴、完璧にコントロールされているような、「異次元」のタマだった。
そしてそれは決して「剛球」ではない、切れ味の鋭い刀みたいな、なんだか「軽やかな」タマだった。
当時「絶対的守護神」といえば岩瀬だったが、岩瀬よりも「絶対的」なのが浅尾であり、軟投系の岩瀬よりも前時代的な「速球系」。短い時間で燃え尽きてしまったのも、源義経や星飛雄馬のようなはかなさがある、そんな特別なキャラクターだったのだと思う。この30年くらいのあいだで3年間くらいプロ野球に夢中にさせてくれた浅尾に乾杯しよう。(管理人)

当時東京ドームで購入した浅尾レプリカ。勝利のあと、水道橋の居酒屋でファンと声をかけあったなぁ。
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