絵日記 日日平安 奇跡の2日間
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奇跡の2日間

 週末、コンサートで四国に行った。だが今日はコンサートそのものの話題じゃなく別の話。

 「さぬき市野外音楽広場テアトロン」という会場は高松からクルマで30分のところにあり、アクセスが良いかと思いきや、駐車場からシャトルバスで30分、そこから会場まで延々と行列が続く、という大変な場所である。

 行きがそうなのだから、帰りはもっとすごい。退場規制により1万人の人間が順番に会場から階段を上がり、シャトルバス乗り場がまた行列、バスで30分、そしてようやく駐車場というロケーションで、終演後高松に到着するのは早くて2時間30分後ということになる。

 なので、普通の状態、つまりは天気が良くてもなかなかハードルが高い会場なのに、ましてや異例の進路をとる「台風12号」が直撃とあっては、当日集まる観客はもちろん、出演者、スタッフ、プロモーター等の関係者はもう、いても立ってもいられない状態というか、この2日間ハラハラドキドキ、どう判断していいのかさっぱりわからない状況だったのだと思う。

 僕らがそのライブに参加したのは土曜日で、まあなんとか天気は持ちそうだったが、日曜の予報はまさに直撃、そんな中、プロモーターは「現在のところ開催の予定で進めています」との告知をしていたのだが、それを受けたファン関係のフェイスブックに「危険がある以上、すぐにでも(両日とも)中止にすべきだ」というまさにお役人の「正論」みたいな書き込みがあった。「誰が責任を取るんだ、誰も取れないだろう、だから中止にしろ」というわけだ。

 そして日曜の朝、たしかに高松は大雨で、ニュースも台風被害の情報ばかり。でも台風自体はすでに広島のほうへ進んでおり、朝10時のプロモーターのホームページには、「日曜のコンサート開催決定」の文字が!

 その時点から、高松の空はだんだん晴れていき、その夜のライブは大変な盛り上がりだったようだ。各サイトにも「奇跡の2日間」と書かれており、小田さんも思わず泣いてしまったようで、あと、バイオリンの金原さんのツイッターにも「奇跡のような2日間だったと小田さん仰ってた通り本当に夢のような2日間でした。(中略)どれだけ年を重ねてもこんな素敵な経験ができるんだな、みたいな事話されていたのも印象的でした」と書かれていた。

 結局、リスクとか危機回避とか「誰が責任をとるんだ」とか、社会はどんどん生きにくくなるような雑音だらけの世の中に成り果てているのだが、そこから一歩踏み出すことの大切さ、一歩踏み出したことにより、とんでもない奇跡が起こったり、人生や世界を変えるようなことがあったりするようなこと、そんなことを引き寄せるような勇気が一番大事なんだ、と小田さんがいつも伝えているようなそんな価値観を実現した2日間だった、そんなふうに思える。そしてその1日目に参加できたのは幸せなことでしかない。

 そしてここからは余談(でありつつも本題)なのだが、JR四国は、その日曜の0時過ぎにホームページで「29日は四国全土を終日運休」と告知し、晴天の昼を過ぎてもそのまま。同行したゲンゴロウさんがようやく電車に乗れたのは16時過ぎだったらしい(ちなみに飛行機はまったく通常通り、16時に僕は東京にいた)。

 単なる「天気予報」の情報のみで、あの広い四国全体の鉄道を運休にしてしまう「感覚」はいったいなんなのか。朝10時過ぎに高松は晴天だったのに、運転再開まで6時間かかったのはいったいどういうことか。「責任逃れ」でしかないJR四国は、コンサートのプロモーターの英断とは対極にある究極のお役人仕事だ。そして「奇跡の2日間」から舞い戻った東京でそんな「責任逃れ」会社に通勤する自分ははなはだ悲しい存在だな、とたったいま思った。(管理人)

20180730
今日は1枚だけ。テアトロンの全景
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[ 2018/07/30 10:34 ] 日記 | TB(0) | CM(0)
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