絵日記 日日平安 良い時も、良くない時も
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良い時も、良くない時も

 最近、「同じ時代」の「同じ時間」にいるだけで奇跡的なことだ、というちょっと使い古されているがそんな言葉が身に沁みており、たとえば80年代に夢中になってみたイギリスの諜報ドラマの三人の主人公のうち二人がすでに鬼籍に入っていることに急に気づいて愕然としたりする。

 最近またハイデガーなんかを読み始め、先般読んだ竹田青嗣のハイデガー本で、氏がやはり「死の恐怖にどうしようもなくなって手に取ったのがハイデガー」なんて記述を読むとやはり、死はほんの近くに存在しているものだということを改めて認識したりする。

 そんな感じで手に取ったのがこれ。

『もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ』イルカ

 ミュージシャン・イルカの夫、神部和夫さんはイルカのプロデューサーで、2007年にパーキンソン病で亡くなる。二人の出会いから20年間の闘病生活、その死までを綴ったのがこの本。

 昨年の「イルカ45周年」のコンサートをきっかけに日曜日朝のラジオ「イルカのミュージックハーモニー」を聴きだし、フォーク酒場では最近「雨の物語」を歌いだして「イルカ再発見」をしてしまった。そこで小田和正や財津和夫が親しくしていた神部和夫の「死」が非常に気になってすぐに読了。

 この本でイルカは、主語「私は」と「イルカは」を緻密に使い分けている。つまりは「イルカ」とは神部氏との二人のプロジェクトなのであり自分一人ではない。二十歳そこそこで出会ってすぐに運命的に結ばれ、すぐに「イルカ」として成功した二人は、神部氏の発病で若くして一人がリタイアしてしまう。出会ったのも運命なら、あまりに短い「二人の活躍期間」も運命、その後の長い闘病生活、さらに亡くなってからの10年(そして現在)……。

 まさに「同じ時代」の「同じ時間」に出会えただけでも奇跡であり、二人の有為転変さがそれをさらに印象づける。その「変化」をすべて受け入れ、でも公表せず活動を続けたイルカ自身もまたすごい。

 だからそう、いままさに僕らは奇跡の中を生きている。そう思ってこれからの時間を過ごしたい、と思える瞬間だった。(管理人)

20180514a
先週末はライブ。泊りがけで静岡へ。なぜかお茶でできたコーラ(笑)。

20180414b
撮影はダメだったみたいなのであえてどこか明示しないが、この人と「同じ時代」にいるだけでも奇跡なのかも。
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[ 2018/05/14 16:34 ] | TB(0) | CM(0)
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