といっても、製作中に亡くなったのでムラタのボーカルは1曲のみ(「昭和の夏」)、その他の曲のボーカルは村田バンドの面々(湯川トーベン、山本圭右、小板橋博司+村田彼方)、杉真理、スタレビの根本要、GOMES THE HITMANの山田稔明など。杉真理が、いろんなミュージシャンを集めて派手につくることもできたけど、このアルバムは身近な人で……といったことをライナーノーツで書いていた。
そんなメンバーがムラタの残した曲をもとに、フレディ不在のQUEEN「MADE IN HEAVEN」のようにつくったアルバムがこれ。他のライナーノーツにもあるが、「自分がいなくなったら〇〇と〇〇で仕上げてほしい」というムラタの遺言もあったようで、そんな心境はいったいどんな感じなんだろう、と想像を巡らせてしまう。