絵日記 日日平安 2018年07月11日
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「昭和の夏」

「ド・ピーカン」村田和人&HIS FRIENDS
 2016年2月に亡くなった村田和人の「ラストアルバム」がとうとうリリース。2年後の夏に間に合った。

 アルバム自体は「ピーカン」(→http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-1410.html)の続編で、3枚続いた「ずーっと、夏」シリーズの続き、というか、つまりはムラタが生涯テーマにしていた「日本の、海岸の夏」を繰り返しカノンのようにつくり続け、歌い続けたのがこれら5枚のアルバム、その最終作というわけである。

 といっても、製作中に亡くなったのでムラタのボーカルは1曲のみ(「昭和の夏」)、その他の曲のボーカルは村田バンドの面々(湯川トーベン、山本圭右、小板橋博司+村田彼方)、杉真理、スタレビの根本要、GOMES THE HITMANの山田稔明など。杉真理が、いろんなミュージシャンを集めて派手につくることもできたけど、このアルバムは身近な人で……といったことをライナーノーツで書いていた。

 そんなメンバーがムラタの残した曲をもとに、フレディ不在のQUEEN「MADE IN HEAVEN」のようにつくったアルバムがこれ。他のライナーノーツにもあるが、「自分がいなくなったら〇〇と〇〇で仕上げてほしい」というムラタの遺言もあったようで、そんな心境はいったいどんな感じなんだろう、と想像を巡らせてしまう。

 その杉真理は、ムラタが亡くなったあと、彼がブッキングしていた全国の会場をすべて回ってムラタの曲を歌った。(→http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-1663.html)そんな「パートナー」の形とはいったいどういうことなんだろう、そしてこんなアルバムを仕上げてしまう「愛」とか「やさしさ」はどんなものなんだろう、と、いまさらながら人間のつながりというものの素晴らしさ、不思議さを体感してしまうアルバムであった。今年もムラタの夏がくる。(管理人)

20180711
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[ 2018/07/11 14:58 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)
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