絵日記 日日平安 2013年10月13日
FC2ブログ
2013 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312013 11
月別アーカイブ  [ 2013年10月 ] 

緑の日々 -ゲンゴロウの銀塩日記 vol.144-

 本当に、いまになってみれば、どうでもいいような話だけれど、確かに管理人さんの言うとおりで、「小雨でも傘を差さない」みたいなところがあったね。土方っぽいというか。
 ちょっと理解できないとは思うけれど、大学の頃、夏休みに帰ってきても、家業を手伝わされるのだけれど、半端じゃないんだよね。現場がコンクリートで囲まれた炉のようなものでしょう?暑いし、汚れるし、3Kだよね。で、ある時、現場の若衆と喫茶店でメシ食べたことがったけれど、それが汚いカッコでね。僕らが出て行った後、すぐ店員の女の人がおしぼりでテーブルじゃなくて、イスを拭くんだよ。あれはショックだったな。
 小さいときは別にそんな意識はなかったけれど、一つ覚えているのは、ホルモン(こっちではトンチャンっていうけれど)の量かな。七輪だかなんだかで仕事が終わった後、若衆がたべているのだけれど、その量がすごかったな。4、5人で、あの40リットルのポリ袋一杯分だぜ。普段がこんな生活だから、休憩所なんて、もろそんなにおいだよ。安いエロ週刊誌についてそうなヌードのポスターとか、花札とか、賭けた金額をつけたノートとか。だから時々そのエロ週刊誌みてたりもしていたけれど。なぜか何冊かの別冊マーガレットもあったな。娘のを持ってきたのか。河あきらの名作「いらかの波」が連載されてましたね。  
 今になって、子供がいうけれどね。「お父さんが仕事の跡ついでいたら。。。」とかいうけれど、お前、あの仕事知ってるの、って訊ねたくなる。有る意味、今の子供にとても信じられない世界だったよ。
 確かに家の職業は、管理人さんと僕は似ていたね。だから、僕らの高校~大学というのは、家の跡継ぎを無視するにはどうすればいいか、を感じながら、関係ない大学を選んだ、という卑怯で打算的なものだったはず。その後の二人の選択肢は大きく変わったけれど。
 とにかく、夏休みは帰省すると家の手伝いだった。確か1日3500円だったか。夏中かかって、そのお金でオベーションタイプの青いエレアコを買った。そのギターで同じく夏休みで帰省していた管理人さんと夜通し弾いていた。当時だから、新生オフコースの「緑の日々」か。

 時はゆく すべてのことを 
 思い出に 変えながら
 その時 またその場所で
 僕等は 何を思うだろう
 君のために 強くなる
 僕には もう なんの迷いもない
 何も 恐れないで
 今はすべてを 僕に任せて


 今にして思えば、何であんなにギターを弾いていたのか分からない。あの日々からほぼ30年だ。今日、きっと十年は開いていないギターケースを開けて、腐った弦の張替えを、今、まだドラムをたたいている全力少年に頼んだんだ。自分でやろうかと、ちらと思ったけれど、少し面倒くさかったのと、若い人に頼んだほうが上手く弾けそうな気がしたんだ。
 久しぶりに鳴らしたギターだけれど、僕はヤマハだと思っていたら、モーリスだった。10年分の記憶はことほどあやふやだった。でも鳴る音はあの頃のまま、僕はあの頃のままなのか、僕が逃げ出したかった、土方の記憶のように、あの緑の日々のように。(ゲンゴロウ)

zokuakinokehai
秋の気配どころか秋そのもの:昔、管理人さんと松本君とセージで野球しなかったっけ。この写真見て、ふと思い出したよ。確かに管理人さんの部屋はたまり場だったね。あれはなんだったんだろうね。受験や学校のシステムに馴染めなかった僕らのオアシスだったのかな。
スポンサーサイト



[ 2013/10/13 23:09 ] 銀塩日記 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

倉田和人

  • Author:倉田和人
  • FC2ブログへようこそ!
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2013/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索