絵日記 日日平安 2013年07月
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挽歌 -ゲンゴロウの銀塩日記 vol.137-

 で、昨日は映画「奇跡のリンゴ」を見に行った。越前市の隣、鯖江の映画館だが、夜の7時15分上映で、僕を入れて10人くらいで、終映間近の雰囲気がありありとあった。先に越前市で行われた作者の講演会で「映画の7割は本当の話」ということから、原作熟読中年世代としては、ある意味期待していった映画ではあるが、大学で馴染んだ岩木山の風景、リンゴが収穫できない木村家の貧乏具合が昔の僕の家を想像できて、色んな意味で楽しめた。つい最近でも、僕の知っている農家が「○○剤をまくと身体がかぶれるんだ」と真っ赤な肌を見せられたし、僕自身もほんの数ヶ月前までバンバンまいていたから、「農薬」に対しても色々な思いが有る。
 今の季節なら1時間40分が薬散の限界時間で、それ以上になるとハウスの中でへたりこむ。ハウスの中は43~48℃と超暑いから、原発の下請け作業員ではないけれど本当にマスクや防塵ゴーグルを外す。だって息は苦しいし、汗で曇ってゴーグルは見えないから仕事にならない。若いモンが全然動かないから、50歳近いいい年した大卒が本当に意を決して飛び込む。だから、奥さんが農薬過敏症で無農薬農業を、という気持ちは本当に理解できる。原発と同じで「原発反対なら電気使うな」といわれるように「農薬に反対するならトマト食うな」といわれるのは、その類の人々の共通のロジックであるが、僕らはトマトにも電気にも敵対しているわけではない。実際に作業しているとこれが人間の仕事か、と思うからである。
 思えば、大学の頃帰省すると家業を手伝わされた。おそらく管理人さんもそうだろうけれど、本当にコンクリートの炉のような、炎天下で作業である。暑いなんてものではなかった。鉄骨や鉄筋が本当にやけどするくらい熱い。あれで喰ってく、というのが嫌で僕も管理人さんも逃げ出したようなものだ。それから25年である。
 こういうリンゴと関係ない話で、昔のこととオーバーラップする。本当はこの映画も見に来る気はなかったが、知り合いのオーラがみえる娘が「越前市の木村氏(映画の原作者)、すごくいい気で、会場全体がいい気に包まれました」というので、それなら映画だけでも、と思ってみただけである。原作の龍も宇宙人も、終末までのカレンダーも映画には出てこなかったが、バカになって一つのことをやりとげる、これは映画のテーマでもあるけれど、信じてもいいのではないか、と思った(梶原氏ならこう唄う、リンゴひとすじバカになり。。。)。

 湧き起こる 情熱を 絶やすことなく
 一途になれた あの頃
 競い合い せめぎ合い 我が身を量り
 夢との距離を測る
 嗚呼 熱き心は 手を延せば そこにある
 めぐる季節に 運命をなぞらえて
 人は皆 それが 見果てぬ夢だと知る日が
 遠かれと祈る


 ヤスさんは人生の最後まで夢を信じれるのだろう。僕は。。。といえばわからない。ただ、僕にこの映画を勧めてくれたあの娘には「よかったよ」とメールを送ろう、とは思う。(ゲンゴロウ)

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写真1
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写真2
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写真3

新メニュー登場:廃品回収から帰ってきたら10時過ぎで中途半端。久しぶりにありあわせで料理。この間収穫したニンニクをいためて、タマネギ、ニンジン、ジャガイモをいためて(写真1)スペイン風オムレツに、とおもったが具が4人分には届かない。冷蔵庫の細切れ肉少しと冷や飯を加えて、即席カレールウで味付け(写真2)。それでオムレツともオムライスともいえない料理。ケチャップがないのでスパゲッティをゆで、レトルトのミートソースかけ。自家野菜(無農薬)のサンチェ、トマト、シソを飾り付けて出来上がり。所要時間25分。でも毎日作る気はしない。作っている人はエライ。メニュー名「スペイン風オムレツ添えスパゲッティミートソース青ジソ風味ゲンゴロウspecial」(写真3)です。
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[ 2013/07/29 22:55 ] 銀塩日記 | TB(0) | CM(0)
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