絵日記 日日平安 2010年12月
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借金持ちの寝言

 お金への感覚、価値観がその人の人間性みたいなものを表すとはよく言うが、たしかにそういう面は大きいと思う。

 それは、その人の持っているお金の量、生活感覚、支払い体験、奢り奢られ体験、貯蓄趣味、借金額……とまあじつにさまざまな要素が絡むと思うのだが、僕自身、この十数年で劇的に変わった。

 もっとも大きいのが事業のために借金をしたことで、人間、一度大きいお金を借りてしまうと、まず1万円と10万円、10万円と100万円の違いがわからなくなってくる。次に自分のお金と他人のお金の区別がよくわからなくなる。自分が借金している状態のほうが普通で、たとえ自分がお金を持っていることがあっても現実的ではない。さらにバクチのやり方が変わる。堅実な儲けを着実に稼ごうということはしなくなり、毎回毎回一攫千金狙い。馬券なら必ず10万馬券を狙う……。

 とまあ、梁石日の小説のような深いレベルには程遠いが、細かい感覚的なところは同じだと思う。で、たとえば起業したり会社をつくったりしている人は一生借入金に追われることになる。「追われる」というとネガティブな感じだが、ある程度回っている会社でも社員に給料を払っている限り運転資金が必要なので、経営者が個人保証で借金をする。サラリーマンとはまさに別次元、別感覚なのが経営者なのである。

 だから経営者からサラリーマンに戻っても、感覚は戻らない。よく考えればお金とは常に「世の中からの借りもの」で、それは借金でも現金でも変わらない。たくさん現金を持っていても、それを好きなものを買ったり好きなことをして「使用価値」に換えて快楽を得ることによってお金を世の中に返す。または世の中にあるお金を拝借してなんらかの「使用価値」をつくり出すことによって現金を得て少しずつ世の中にお金を返す。我々が現世に生きることは結局そうやって「行って来い」をしているわけであり、お金と快楽が流通し続ける。
 で、それだけなら「健全なこと」なのだが、個人の快楽が無限に広がったり、事業が行き詰って事業者が活動を止めてしまったり、または資本主義的流通に反する金融活動をしたりすると(欧米のハゲタカファンド、銀行の不正な金融商品等々)、途端にお金は牙をむく。

 そういう話でいえば、いまの僕はお金に牙をむかれて敗戦処理をしている状態で、だからこそ健全ではないお金の流通(たとえばバクチ的なこと)から抜け出せないでいるのだろう。しかも快楽だけは無限に広がっていく(笑)。

 書いていてよくわからなくなってきたが、またまた年が変わるからこそ、来年こそはお金と幸せの関係については一度決着をつけたい、と考えている借金持ちの寝言ということで……。(管理人)
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[ 2010/12/30 00:20 ] 日記 | TB(0) | CM(2)
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