絵日記 日日平安 2010年07月
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箱本を読む vol.2

 最近実感するのが、「ウェブで調べたことは片っ端から忘れる」こと。書く行為ももちろんそうなのだろうが、読む行為、調べる行為と「動かす手の感覚」とは密接に関わる気がする。必要があってこの前あることを百科事典や広辞苑を繰って調べたら、そのことはしっかり印象に残っている。それは「打鍵」「検索」「ヒット」「読む」「わかった!」という「あまりに便利な作業」ではどうしても実現できない「脳」の働き方だと思う。

 というわけで、ブログをやってるわりにはアナログまっしぐらだが、引っ越しのときの箱本を読んだ。

『トーク・レディオ』スティーブン・シンギュラー
 過激な「トーク・ラジオ」をしていたラジオDJが殺された。

 オリバー・ストーンが監督した『トーク・レディオ』の原作がこれ。十数年前に買って以来、ようやく読んだ。
 原作といっても、ルポ、ノンフィクション、DJ(いまならパーソナリティ)アラン・バーグが誰に殺されたかというところに焦点が当たっているので、その部分はあまりおもしろくない。それよりやはり、アラン・バーグがどんな放送をしていて、リスナーにどんな受け答えをしていたかという部分が刺激的だ。

 ……と思って、原作の過激なところを拾おうといま本の中身を漁ったのだが、バーグは意外と常識的なことしか言ってない。「ユダヤ人」とか「キリスト教」についてはたしかに過激だが、実際は普通の常識的なことを、「過激」なオブラードに包んで話していただけのような気もする。この点、オリバー・ストーンの映画のほうが刺激的なのでそちらをみてほしい。

『渋滞学』西成活裕
 渋滞がどのように発生するか、いかに解消すべきかなど、おもしろく書いてあるが、なんせ研究者の書。どうおもしろく書こうが、たいしておもしろくならないところが学者としては誠実なのだろう。

「秋のソナタ」(イングマル・ベルイマン)
 ついでに、このブログで再三触れたベルイマン映画。ようやく今日、溜めていたDVDから取り出してみた。
 ベルイマンについてはいろいろ書いているが(下記参照)、初心者にオススメは「処女の泉」「野いちご」だろう(わかりやすい)が、やはり「秋のソナタ」か「叫びとささやき」をみてほしい。「秋のソナタ」は、母親と確執があった人(女性)は必見。と軽く書いているが、確執そのものの重さはわかるつもりでいる。

http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-602.html 「ある結婚の風景」「サラバンド」
http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-598.html 「ある結婚の風景」
http://ci5.blog20.fc2.com/blog-entry-541.html 「叫びとささやき」「野いちご」

「うぬぼれ刑事」
 これまたついでに、今シーズンのドラマ。
 宮藤官九郎の、最近のアクが強くて失敗しているほう、つまり「マンハッタンラブストーリー」「未来講師めぐる」と同じかと思えば、これがまた成功している。ギリギリのところでエピソード、キャラクターが突き抜けておもしろいのは「ぼくの魔法使い」に似ているかも。これはオススメ。(管理人)
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[ 2010/07/31 23:38 ] | TB(0) | CM(0)
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