絵日記 日日平安 2008年05月
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歌謡曲の森へ その1.歌謡史を読む -好日読書 vol.27-

 新聞で『日本流行歌変遷史』(菊池清麿 論創社)という本が紹介されていました。惹かれたのですが、聞いたことのない著者と出版社で、近所の書店では手に入らなさそうです。いきなりアマゾンで買うには値段も高いし・・と迷っているうち「自分はこういう本を持っているはずだ(しかも読んでない)」と思い出しました。
 本棚から発掘したのが、北中正和『増補 にほんのうた 戦後歌謡曲史』(平凡社ライブラリー)。2003年初版。5年間書棚に眠っていたことになります。あわてて読みました。
 5年も放っておいて何ですが、おもしろかったです。「戦後の大衆音楽の通史」がやさしいことばで書かれていて、勉強にもなりました。こういう本はありそうでなかったような気がします。
 70年代フォーク以降の記述が「ニューミュージック」「J-POP」寄りで「テレビの歌番組」「アイドル歌謡」「演歌」への言及が少ないのが、残念といえば残念でした。まあ、この手の本を読んだ人は皆「オレにも言わせろ」的な感想を持つのかもしれません。

 別の日、書店で見かけた『歌謡曲名曲名盤ガイド1960s』(高護ほか シンコーミュージック)を買いました。
 これは1960年代のポップス(演歌やムード歌謡以外の音楽)のガイドブック。「名曲名盤ガイド」というだけあって、当時のドーナツ盤が解説+ジャケット写真入りでズラリと紹介されていて壮観です。
 解説はかなりマニアックなもので「西郷輝彦は青春歌謡と70年代の新御三家を結ぶきわめて重要な歌手」とか、歌手・いしだあゆみの魅力とか「孤高のポップシンガー」奥村チヨとか、個人的には、教科書風に書かれている『にほんのうた』よりおもしろかったです。

 さて、最初にあげた『日本流行歌変遷史』ですが、川越の紀伊國屋書店に1冊だけあるのを見つけ、結局買いました。
 戦前の「新民謡」から平成の「J-POP」まで、日本の大衆音楽の歴史がたどられます。著者は昭和35年生まれで比較的若い方なのですが、昔の流行歌にシンパシーを寄せていて、特に藤山一郎に対する敬愛の念が強く感じられます。
 私も「昔の歌好き」として「美しい流行歌よもう一度」という気持ちはよくわかるつもりです。

 これらの本で挙げられている曲は、CDシリーズ「青春歌年鑑」やYouTubeで、かなりのものを見たり聞いたりできます。昔なら考えられないことで、知識を得るのが楽な時代になりました。(読書一郎)
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[ 2008/05/29 09:07 ] 好日読書 | TB(0) | CM(0)
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