絵日記 日日平安 2008年02月12日
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メディア日記 vol.2

 月9の野島伸司の「薔薇のない花屋」も相変わらず現実離れしており、チャンネルを替える。すると裏の「TVタックル」にはもっと現実離れした「元」政治家や御用評論家が相変わらず勝手で何の生産性もないことをのたまっている。5分で吐き気がしたのでチャンネルを替えると、NHKの「きょうの料理」ではなんと「ギョウザ」。ギャグなのか真面目なのかよくわからない。

 ともかく、テレビメディアからはなるべく離れないようにしないとアタマがおかしくなってくることに最近気づき、どうしてもみたい映画とドラマ以外は前以上に一切テレビをつけないことにしている。最近、テレビの天気予報が当たらないことに怒っている人と話したが、天気予報を真面目に当てにするような価値観というのはどんな気持ちなのだろうと真剣に考え込んでしまった。

 関係ないが、某女性アーティストが羊水発言でいろいろたいへんみたいだが、その言葉の出典はラジオ。いったい何人の人がラジオを聞いてるというのか。そんな頭の良くないムスメのハシャギ言葉(それも極小メディアのラジオでの発言)を、大メディアで問題にして取り上げること自体のほうが問題であろう。

 そんなわけで、浮世に接しない環境にいるうちにと、ひたすら読書と映画の日々を続けている。

『生きて行く私』宇野千代 毎日新聞社
 突き抜けた人生を送った人というのは、どんな「表現の巧さ」などよりもすごい。
 だいたい何がすごいかって、ちょっと読み進めるだけでさっきまで恋人だった男と別の男と関係している、家を建てている、引っ越している、小説を書いている、大金持ちになっている、会社を作っている、戦争に遭っている、貧乏になっている、でも立ち直って稼いでいる、男と別れている、家を建てている、引っ越している……と、なんとも目まぐるしい出来事が、まさに「ページを繰るごとに」起こっていくのだ。
 それも、これは自伝らしい。これだけ「生きる」ことができれば、死ぬのもまた愉しいだろう。
 どこかで文庫になっていた。一読の価値はある。

『国家と神とマルクス』佐藤優 太陽企画出版
 秀逸なのは「国家の意思とは何か」という文章。
 ライブドア事件は国策捜査であり、それは小泉が進めた「新自由主義」をどんどん過剰に進めていったホリエモンに対する「国家の叡知」だという内容(こう書いてもよく理解できないかもしれないが、中身は本書を読んでみてほしい)は、非常に深く、読みがいがある。ヘーゲルの『歴史哲学講義』を再読したくなる。

 柄谷行人について書いてある書評もおもしろい。
「マルクスは一つの”階級”を見落とした」「それは税を徴収し、再分配する階級、つまり官僚機構」「それはそれ自身のために存続しようとする」「それが国家の実体」と説く柄谷の論を取り上げて、マルクスや宇野弘蔵に足りなかった理論を打ち立てようとする柄谷行人について書いている。これまで柄谷行人などさっぱりわからなかったのだが、これを読むとなんとなく、やっぱり重要な思想家なんだな、ということがわかる。

『敗北からの創作』明川哲也 幻冬舎
 3年以上前の本だが、狂ったブッシュジュニアを「平和的に」大統領から引きずり降ろそうというテーマの本。
 おもしろいのは、ブッシュは文字を読めない話だ。文書が読めないから、死刑反対の署名があっても、読まずにサインをする。史上最大の処刑マニア、ブッシュ。今年ようやく大統領を降りるようだが、そのあいだに世界はめちゃくちゃになった。小泉が日本をめちゃくちゃにしたようにだ。思えば小泉も文書が読めないような「短絡すぎる」発言を続けた。

 明川氏の方法はどれくらい実効性があるのかさっぱりわからないが、我々無力の市民は、こういうことをするくらいしかない、という絶望の書にも思える(もちろん、本人はそんな気持ちはないと思うが)。
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[ 2008/02/12 02:02 ] 日記 | TB(0) | CM(4)
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