絵日記 日日平安 2006年08月
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東海林さだお『偉いぞ!立ち食いそば』(文藝春秋)を読む (好日読書 vol.1)

 「日日平安HP」でお馴染みの読書一郎さんからひさびさ「好日読書」シリーズの原稿が届きました。「日日平安ブログ」でも同じように間借り掲載をしていきたいと思います。みなさん、これからもお楽しみに!(by 管理人)


 東海林さだおさんのエッセイ『偉いぞ!立ち食いそば』を読みました。

 東海林さんはこういうエッセイを延々と書き続けられています。私は30年来(小学生以来)の愛読者で、最近はさすがにちょっとご無沙汰だったのですが、本書では「立ち食いそば屋の全メニュー制覇」という企画が敢行されており、思わず購入しました。

 東海林さんは昭和12年生まれで今年(平成18年)69歳。普通の会社ならとっくに定年です。マンガ家としても一流の方ですし(紫綬褒章まで受けている)、お金も地位もあるはずなのに、西荻窪の「富士そば」に1ヶ月毎日通って全メニュー制覇をねらい、たまねぎ天がうまかった、とか克明なレポートを書いているのがすごい。

 これ以外にも「奥の細道駅弁紀行」というのもやっています。一泊二日で秋田まで行き、「奥の細道」にちなんだ駅弁を24個食べる、というもので、もうちょっとゆっくりすればいいんじゃないか、と思わずにはいられません。
 また、京王デパートの駅弁大会の行列に並んで「牛肉どまんなか」(有名な駅弁)をやっと手に入れた、などとも書いてある。そんなことしなくてもステーキでもしゃぶしゃぶでも食べればいいじゃないですか!とやはり思わずにはいられません。

 とにかく「紳士の粋」とか「銀座に行きつけのバーを持つ」とか「極みの日本旅館で過ごす」とか「年とともに仏教が身近に感じられるようになった」とか、莫迦みたいなことを決して言いださないのが東海林さんの魅力で、それにしても富士そば制覇はすごいと思いました。

 この本に感化され私も川越の「富士そば」に行きました。
 富士そばは初めてです。以前会社の脇に「小諸そば」があり、そこにはかなり通って「立ち食いそば=小諸」という確固たる信念があったのです。
 東海林さん絶賛の「玉ねぎ天」「春菊天」はメニューになく(夏なので冷やしものにかわっていたらしい)「いか天」を食べました。
 これがたいへんおいしかった。「大きな具の天ぷらは冷たい」と書いてあったのですがそんなことはなく、何よりもつゆがとてもおいしい。

 帰宅後『偉いぞ!~』を読み返したところ、社長さんが「何百人前作って一晩寝かすのでどこよりもおいしいつゆが作れる」と述べられていました。これは本当にそうかもしれません。
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[ 2006/08/28 20:10 ] 好日読書 | TB(0) | CM(0)
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