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「新聞記者」「ホットギミック」(映画)

 土日はどうにも身体が動かず、月曜夕方から映画を2本立て。三郷のシネコンへ行ったが、映画館で2本続けて映画をみるなんて何年ぶりだろう。

「新聞記者」
 東京新聞の記者の本が原案になっており、いまの時代、東京新聞くらいしかジャーナリズム精神がある新聞はないので当然といえる。

 というか、いまの東京新聞に対する圧力はものすごいような気がするが、実際のところはどうなのだろう。原発記事などエビデンスがちゃんとしたものは黙認するしかないのだろうが……。

 ということでこの映画、のっけから内閣調査室の役人が集団でtwitterにデマや誹謗中傷を書き込んでいるシーンからはじまる。安倍首相のお友だちジャーナリストにレイプされた女性(伊藤詩織氏がモデル)を貶めて、彼女が野党のハニートラップだという噂をネットにバラ撒く姿はまさに事実なのだろう。まさに役人、こんなことしか仕事がない(笑)。

 そんな内閣調査室の役人の一人が不正を暴こうとするが……という物語で、最初のシーンから必見の名作である。こういう映画は2週間で終わってしまうから早くみてほしい。今週中に。


「ホットギミック」
 乃木坂46の堀未央奈主演。ただのアイドル映画かと思いきや、ぶっとんでいた(笑)。

 「なんにもない」「中身がからっぽ」という女の子が3人の男に翻弄される話なのだが、リアルというかなんていうか。舞台となる東京の湾岸ビルの街の一角の人工的な、海の上に浮かぶなんとも不安定な街の感じが女の子の状態とリンクする。

 ニセモノ臭い街の裏に隠されている人間たちのギトギトの感情というか、そういう状況でフラフラとあっちへ行き、こっちでぶつかって、どんどん傷ついていくけどすぐに立ち直っていくようなそんな「多重感情」の思春期の女の子を演じている堀未央奈はうまいと思う。(管理人)
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[ 2019/07/02 11:37 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

年末年始の本、映画2019 vol.1

 「大学生に勧める本」シリーズが思わぬボリュームで、例年の(?)年末年始に読んだ本やみた映画のブログまで手が回らなった。なので1月のうちにその辺りについて書いておく。


「ハドソン川の奇跡」(映画)
 1月1日最初にみた映画。名作。いやあ、イーストウッドってホントなんでも撮れるんだなぁ、と改めて感心。

 「突然のエンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故の顛末に迫る」という映画で、事故調査委員会では「パイロットのミス」が争われる。

 「シミュレーター(コンピューター予想)では不時着の必要はなく、空港への引き返しが可能だった」という委員会の主張に、「人命を救ってヒーローであるべきパイロット」が攻撃を受けるシチュエーションが見もの。
 そこではパイロットの人的能力(暗黙知といわれる「人の勘」による正しい判断力)は軽視され、疑われ、コンピューター至上主義がはばかる。そこでキモになるのがイーストウッド的「アナログな感性、価値観」を大事にする視点であり、この映画のクライマックスもそこにある。

 これは史実であり、最後の「実在の人たち」のシーンが素晴らしい。必見の、年の初めにふさわしい映画。


「ボヘミアン・ラプソディ」
 1月2日。3回目を母親とみる。年始の鯖江の映画館が満席だった。

 母親は特に感想はないようだったが(笑)、映画館に来るというシチュエーションがひさしぶりで新鮮だったようだ。ポップコーンとチュリトスなんて甘いものも好きで、洋画好きで田舎の数少ない映画館に通っていた遥か昔を思い出していたようだった。

 映画はその後、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞などを次々と受賞。読書さんのいうとおりアカデミー賞も目の前であり、しかも興収100億円突破。
 「史実と違う」「にわかファンが云々……」とラジオでどこかのコメンテーターが文句をつけていたが、40年来のファンでクイーンに関するメディア(音楽、映像、書籍等々)はほとんど所有している僕自身が(史実とは違っていても)認める素晴らしい映画だから間違いない。

 またチャンスがあったら観に行きたい。(この項つづく。管理人)
[ 2019/01/29 10:23 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」

 8月があまりにひどくてお金も運も使い果たしたという話を書こうと思い、「8月の狂詩曲」という黒澤映画のタイトルをつけようと思ったのだが、そういえば「ラプソディ」ってどういう意味なんだろう?という疑問が湧いてきて調べてみると、なんと「ボヘミアン・ラプソディ」というクイーンの伝記映画が公開されるらしい。

 なので、今回はそっちの話。

 伝説のバンド〈クイーン〉
 その生き様が世界を変えた
 感動の物語。


 というコピーがあるが、予告編の動画をみると、まさに僕らが知ってるあのクイーンの物語を、彼らにそっくりな俳優が再現している。

 その動画のインパクトはあまりにすごい。クイーンのあのエピソード、このエピソードが目の前に映像化されるというのも目からウロコのアイディアだし、「そっくりさん」というか、クイーンのあの強烈なキャラを俳優が真似ると、あまりにキャラクター化されすぎているのでそれが「フェイク」でも別に気にならない。というか必死に真似する俳優たちに逆に愛情が湧いてくる。

 クイーンのエピソードを知っている人はもちろん、知らない人がみるのは羨ましすぎるくらい熱くて哀しい物語になる、と思う。そのクライマックスには、フレディ・マーキュリーの死があるはずだからだ。

 音楽担当はもちろんクイーン自身(ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー)。っていうか、まったく新しいサントラが出てるのにいま気づいた。

 11月9日全世界同時公開。そういえば11月24日はフレディの27回目の命日で、11月にみるべき映画である。(管理人)

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[ 2018/10/23 11:37 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

「すったり」

↓日曜の話(爆)

「すったり」=全然ダメ
用例「おい、ゴロ八、秋華賞の馬券は?」「かすりもせん。すったりやった」

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 小倉でよく交わされている言葉らしい(笑)。

 で、今日は映画の話。

「三度目の殺人」(2017・是枝裕和監督)
 非常に重厚な映画だった。果たして人は人を裁けるのか。

 この映画に関しては、内容をどうこう書くよりも、「映画.com」の是枝監督のインタビューがわかりやすい。下記引用(手抜き)。

(弁護士、法曹界への)取材期間で感じたのは「非常に不完全な人たちが集まって司法を担っているわけですが、判決は絶対的なものが出るという根本的な怖さ」について。それだけに、「それを知らないうちに許容している私たちに対して、ちょっとゾッとする感じを残したいなと思ったんです」

「弁護士さんたちから『法廷は別に真実を究明する場所ではないですし、私たちには真実は分かりませんから』という話が出てきたとき、『じゃあ何をする場所なんですか?』と聞いたら、『利害調整をする場所です』

「ただ一般的に当事者であれば、真実を明らかにしてほしいですよね。日本の場合は特に。だけど、それは人が人に対して期待するにしては、ちょっと荷が重いんじゃないかなって感じもするんですよ。それもあって、真実が分からないまま主人公が投げ出される感じを描こうかなと考えました


 まさにそのとおりで、裁判所は真実を求める場所ではない。民事事件はともかく刑事事件もすべてお互い「手の内」をさらけ出し「落としどころ」を見つける。そういう場所。なのに、「死刑」や「懲役」など、他人の人権を平気で合法に侵害できるのが不気味。「非常に不完全な人たちが集まって司法を担っている」という言葉がそれをすべて表している。

 そんな不気味さを感じ取る映画。必見。

「カリートの道」(1993・ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演)
 かつて街を牛耳り麻薬の帝王として君臨したカリート(アル・パチーノ)は、刑務所から帰って来て堅気に戻ろうとした。なのに、戻った場所、人たちがそれを許してくれない。
 仕方なく(手慣れた)犯罪にも手を染めるが、小金を貯めたら愛する女性と南の国へ逃げて生きるのが目的である。だが、そんな気持ちとは裏腹に、周りの状況が複雑に絡み合って……という、人生とは本当に如何ともしがたい、というストーリー。
 この頃のアル・パチーノはいまの僕と同じ年齢くらいで、この年になって取り返そうとした人生がおかしな方向に向かってしまう感じ、それを歯痒く受け入れるしかない感じが非常に共感。素晴らしい映画だった。(管理人)
[ 2018/10/17 15:42 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

哀しみのテス


 先週BSで放送していたナスターシャ・キンスキー主演映画「テス」を久しぶりにみた。

 時は1980年、中学2年の秋、たぶんソニーのテレビ受像機のコマーシャルだったと思う。(写真はネットからの寄せ集め)

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 こんな映像が流れた。もう、死ぬほど(笑)流れた(ような気がする)。

 この映像は映画「テス」の最初のほうのシーンなのだが、まずはその美しさが衝撃的だった。少女が苺を人(男)に食べさせてもらっているというシチュエーションがまた意味深。バックに流れる音楽「哀しみのテス」(ピエール・ポルト)がまたドラマティックで、なんともいえない「名作」CMだった。

 だが、この映像がじつは3時間近くある当時封切りの「文芸大作」の一部で、当時、その映画を封切りでみた人はどれくらいいるか、というくらいの「晩秋」の公開、たしか僕が観にいった福井の映画館はガラガラだったことをみてからもヒットには程遠い映画だったのに、あれだけテレビでワンシーンが流れまくってナスターシャ・キンスキーだけが有名になる、というあの感じが不思議だった。いまでいうと広告代理店の仕掛けだったのだろうが、それにしても斬新だった。

 おまけに、バックの音楽がじつは映画の主題歌でもサントラでもない、ただの「イメージソング」だというのもショックだった。当時僕はサントラを結構集めていて、当然「哀しみのテス」も収録されているのかと思いサントラを購入すると、そこにはスコットランド(?)音楽のようなメロディ(フィリップ・サルド作)が延々と流れるだけ。まあ、普通に聴けばいい音楽なのだが、「哀しみのテス」を期待していたのだから当時はかなり失望した。というか、サントラに入ってないって、どういうこと!という戸惑いと怒りだったような記憶がある。でも、その後、自分が制作した8ミリ映画のエンディングに「哀しみのテス」を使ったのだから、どこかでその音源は入手したのだろう。
 ただ、CMでガンガン流れる「主題歌」のような曲が正式な映画の曲ではない、というのがすごく不思議だった。

 ともかく、そんな「不思議さ」、「意外性」も含めて、「中2」の自分にはすべてが衝撃だったのがこの映画というわけである。この映画のせいで「薄幸の美少女」しか好きになれなくなったような気もするし、彼女を不幸にする二人の男をいつも参考に(笑)、時には反面教師、時には自己反省の材料にしていたような気もする

 名作。その後のロマン・ポランスキーのエロさ、スキャンダル、ダメダメさも含めて、こんな真面目なダメダメ映画をつくった監督を尊敬。(管理人)

20181008d
当時の半券。昔つくっていたホームページのデータが残っていたので再掲。その年の夏に「スターウォーズ/帝国の逆襲」の封切をみているようで、38年前の映画のチケットだ。
[ 2018/10/08 14:04 ] 映画 | TB(0) | CM(5)
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